詩、短歌のもと(ネタ)として綴られる日記です。コトバ、書籍の紹介もあります。



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Author:紗夏(さやか)
birthday_1985,8,20
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忘年会の季節ですが

歌うたひ

杯交わし華をまく夜の絵空事

                たまゆらの時



 江戸時代の浮世草子作家、井原西鶴が「粋とは世界中の嘘を集めたもの」と作品中で書いてるのが印象に残って、こんな歌にしてみました。ここで西鶴がいう「粋(いき)」とは、遊里(遊女がいるところ)遊びに精通しているっていう意味です。(女あそびやお酒を飲み、お金を湯水のように使ったりする遊び・・西鶴によると女は思っても無いことを客に口にし、店主は客の懐を見抜き、客は女に飾りごとの言葉をいう・・と続きます。)
でも、人間にはそんな時間がないと日常をがんばれないことだってあるのかも知れない。
心から楽しい、ではなくて、楽しく過ごしたいから「楽しくする」自分を自ら演じることもあるかも知れない。

歌の意味としては、まんまですが馴染みない言葉もあるので説明すると、歌をうたい、賑やかにお喋りし、お酒を交わし、華やかに過ごしているけれど、それは非日常の夢の中のような一瞬の時間だなぁ・・というところです東京タワー

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学


朝の海〜三浦海岸〜
三浦海岸


ゆらめきて

陽と戯れる朝の海

        指揮を執るのは風の精


 大学のゼミ合宿で三浦海岸にあるセミナーハウスへ行ってきました。海から徒歩5分くらいのところにセミナーハウスがありました。
帰る日の朝、みんなで海岸を通り駅へ。教授は石を飛ばしていました。(平べったい石を海に飛ばしてピョンピョンピョンと跳ねさせるやつ)海岸に着いて、波の音、景色を前に「こういう映像を静かに撮ってるだけの自然系DVDもあるが、ああいうのは5分で飽きてしまう。本物はそうじゃないね。」とも仰っていました。
朝の太陽がキラキラときれいに波に写っていたので、写メを撮りました。

 歌は、波が途切れず静かに打ち寄せている様子が、風の精たちが朝の音楽を奏でて遊んでる、というイメージです。

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りんごの詩

手のひらに林檎


手にりんごを取る

その重さが好きだ

陽に染められた紅い頬

土に育まれたまあるい実

空気と海の瑞樹の子

手にりんごを取る

滲む重さが心地いい



食べ物、自然、生物・・・ふとその生命の不思議を感じた詩です。てのひらでその重さを味わっているイメージです。自分のてのひらに、自分には知りえない自然のフシギとおおきさ、まるでてのひらに小さな小宇宙があるような、そこまで伝えられる詩に仕上げていきたいです。

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今年も残り1ヶ月きりました

正月の

炬燵の上にどっさりと

         たわわな蜜柑ふるさとの色


12月。今年ももうすぐ暮れようとしているなんて早いような気がして信じられません。。
クリスマスが過ぎたら大晦日、お正月ですが、コタツにみかんは皆様のご家庭でも定番の光景でしょうか。
私の家も、そんな定番光景を持つ家庭です。
年末からお正月にかけては、箱でみかんを買ってきて、籠に入れてコタツの上へ。
新年の親戚あいさつ回りをしていても、どこでもある光景。
私は今、学校が東京なので上京していますが、実家は茨城県ひたちなか市(旧勝田市。水戸市のすぐお隣さんです。日立市ではありません(笑)なので、年末は帰省します。すると、この「光景」が家のぬくもりを感じさせてくれます。
私は、そんなに遠くないけれど、同じ学校の友人には沖縄や北海道出身のコもいたりして、そんな風にみんなぞれぞれが持つ「ふるさと」の空気や感覚は違うけれど、それぞれの故郷を想って頂ければ・・という歌です。

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夫婦の歌

きみとわれ

生まれも異(ちが)う者なれば

          一人の娘視線の先に


他人同士が結婚という誓約によって夫婦という家族になり、子供を授かる・・・その神秘性と、いとおしさのようなものを歌いたいと思いましたは-と

 歌人、今野寿美氏の短歌に触発されて、夫婦の歌を詠んだものです。今野氏の歌はこちらです。

『きみが靴にわが小さきを並べ置くそれさへ不思議のごとき朝(あした)よ』(歌集「花絆」より)

結婚した新妻の歌です。結婚したばかりの女性にとって、君の靴の隣に自分の小さい靴を並べておくのも新鮮だ、という歌です。さらっとした嫌味のない歌で好きです。

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学